重ねるごとに進化するライフスタンスエキスポの手応え
──2度目のライフスタンスエキスポになりました。開催してみていかがでしたか?
中川淳氏(以下、中川):
昨年の学びを活かして、色々と新たなチャレンジをしてみました。なかでも、会場構成を変えてみたのはよかったですね。トークセッションの会場を変えたことで、参加者の方々と近い距離で、一緒に「はたらく」について考えられました。来場者の滞在時間が長く、満足度も高かったように感じます。
──飲食ができるスペースもありましたし、天気もよかったのであちこちで交流している方々を見かけました。
佐々木康裕氏(以下、佐々木):
みなさんと交流しやすくなったのは、変えてみてよかった点ですね。ただ、今年は「はたらく」をテーマにしたこともあって、ものが買えると思っていなかった来場者の方も多かったようです。
今後もいろんなテーマでライフスタンスについて対話をしていきたいので、今後のエキスポにおいてどのようにマーケットを運営するかは考えていく必要がありますね。もしかしたら、マーケット部分を切り出して開催してみるのもありかもしれません。
──昨年に引き続き、マーケットエリアで売る側と買う側のコミュニケーションはじっくりと行われている様子でしたが、たしかに初めての参加者にとっては「はたらく」というテーマでマーケットがあるとは考えにくいかもしれませんね。
中川:
今回、初めて実際に企業で働く人との対話を通じてリアルな企業文化を感じることができる「茶話会」も開催してみました。17社が茶話会を開催し、そのうちの8社は採用のプロセスにも進む出会いが生まれました。さらに、8社中1社は、1名の採用につながっているそうです。
企業文化に触れることが、会社のライフスタンスと個人のライフスタンスのフィットを確かめる上で重要なのではという仮説から開催した取り組みでしたが、思った以上に手応えがありました。今後、「茶話会」の部分を切り出して開催してみるのもいいね、とチームでは話しています。
──10本のトークセッションのうち、特に印象に残っているものはありますか?
中川:
個人的には、唐澤 俊輔さんと水野 祐さんとお話した「組織にルールって必要ですか?―制度設計と組織文化の幸せな関係とは」のセッションは印象深いものでした。自分が経営者として抱いている疑問を共有して、それぞれの専門家から意見をもらう時間。特に、ライフスタンスとも関係が深い「組織文化」は、狙って構築できるとは考えていなかったので、いろいろと発見がありました。理解はできたものの、「難しそうだ」という印象は変わらずですが。
岡住 修兵さんと麻布競馬場さんのセッション「今いる場所をどう選びましたか?―男鹿と港区、それぞれへの愛を語り尽くす」もよかったですね。田舎と都会という対立構造が生まれがちなところを、実はそうでもないぞ、と捉え直すためのヒントがいろいろと共有された時間でした。
佐々木:
さまざまなセッションを通じて、生産性が高い、高い成果を出しているといった目に見えやすい価値もあれば、人間関係を円滑にしている、企業文化の醸成に貢献しているなど、目に見えにくい価値が「はたらく」において大切だなと感じましたね。
桜林 直子さんと三宅 香帆さんと話した「どうすれば『やりたいこと』が見つかりますか?―読書と雑談が『はたらきかた』にもたらすものとは」のセッションでは、どう自分のやりたいことを見つけるか、個人の「はたらく」をどう見つめ直すかについて語られました。このテーマは、会社でどう価値を出すかと同じくらい大事なことだと感じました。
こうした観点は、個人の「はたらく」に関するライフスタンスに密接に関係します。現在は、会社が求めている人材の要件がジョブディスクリプションという形で提示され、個人はその条件に当てはまりそうな自分を見つけ出し、それを会社に伝えていくことがスタンダードになっています。
本当は、順番が逆だと思うんです。自分が何が得意で、何が好きかを棚卸しして、そこから会社にどのように価値を提供できるかを考え、伝えられたほうがいいはず。好きや得意などは、求人票や履歴書といった現在使われている書面からはわからない情報ですが、ライフスタンスを重視して働いていく上では大事なことだと思います。
ライフスタンスエキスポ2024の様子の一部はこちら。
- 自己実現する「しんどさ」はどこから来て、どう向き合うべきか。MIMIGURI安斎勇樹、コクヨ ヨコク研究所山下正太郎、PARaDE中川淳が現代の働き方を探る #ライフスタンスエキスポ2024
- 「はたらく」ではなく“生きる”。暮らしと結びついた、これからの仕事論——影山 知明氏、ナカムラケンタ氏、幅 允孝氏 #ライフスタンスエキスポ 2024
- 答えは自分の中にしかない、自身のライフスタンスを大切に。エール篠田真貴子氏、mitosaya江口宏志氏が語る仕事の選び方 #ライフスタンスエキスポ 2024
- 自分の小さな欲を大切にして、全身全霊でなく「半身」で働く。雑談の人 桜林直子氏、文芸評論家 三宅香帆氏が語る無理しない働き方 #ライフスタンスエキスポ 2024
- いい仕事、組織文化、キャリア─ライフスタンスと「はたらく」についての問いを深める #ライフスタンスエキスポ 2024がスタート
「会社」は悪者?個人とのよりよい関係をいかに築くか
中川:
今回、「はたらく」というテーマで考えてみようと思った背景には、会社も個人もそれぞれのライフスタンスをオープンにして、互いにフィットするかどうかを確認する過程が大事だと考えたことがあります。それは、エキスポを経た今でも100%そうだと思っていること。
──エキスポ前にお話を伺った際にもおっしゃっていたことですよね。
中川:
そうです。ただ、会社と個人がそれぞれのライフスタンスをオープンにし、フィットを確かめていく際に、「どちらに寄せるか」という問題があると実感しています。これは答えがなく、難しい問題です。
今回のエキスポでのトークセッションも、全体としては個人に寄っている内容が多かったかもしれません。それだけ時代の流れ的には個人に関心が寄っているのだとも思います。とはいえ、会社はなんらかの目的を達成するために集まっている集団でもあります。
完全に個人に寄ってしまうと、会社の目的達成は困難になってしまい、存在が危うくなる可能性もある。そうすると、個人もある程度は会社にも歩み寄りながら、フィットすることが求められると考えられます。
ただ、トークセッションなどで語られる内容を通じて、会社がどれだけ悪者と思われているかを発見…いや再発見しました。私が想像していた以上に、「会社は悪者」という認識のもとに「はたらく」について考えている人が多い。
佐々木:
その「会社は悪者」という観点は、はたらくを考える上でいろいろと影響していますよね。この十数年で、個人のライフスタンスの大切さは言及されてきています。一方で、会社には従業員以外にも多様なステークホルダーがいて、従業員だけを尊重した結果、全体の利益が下がってしまうようなことになれば、継続が難しくなってしまう。
──一人ひとりの個人が経験してきたこと、社会で語られてきたことから、そういった観点が浸透しているのでしょうか。
中川:
きっと、これまでの仕事経験のなかで、自分の感覚では嫌だと思っていることを、やらないといけないという場面があったのだと思います。そういう経験が積み重なると、会社が悪者という認識になっていくのだろうと。私としては、会社がすべてそういうものなのではないと考えています。個人が自分を押し殺すことが前提になってしまっている、その会社の仕組みがおかしいのだと思います。
佐々木:
本来であれば、個人が自分のライフスタンスに合うように、会社側にはたらきかけて変えていくという主体性の発揮の仕方もありえますよね。ただ、過去の経験から「会社はこういうものだろう」「どうせ変わらない」という諦めの気持ちが強くなってしまっている。
──会社が悪者という認識や、その形成につながっている実態はどうやって変えていけばいいのでしょう。
中川:
多くの人は「会社」のなかに自分たちは含まれておらず、自分たちとは別の存在として捉えているのだと思います。その存在が、個人の感覚や違和感を捨ててでも、「利益を上げろ」という要請をしてくるように認識しているし、それに逆らうことが難しい状態。
この状態が長続きしないことは、みんなわかっているはず。感覚を押し殺して働かないといけないわけがない。これは経営の問題であり、変えていかなければならないことです。一方で、働く側の個人にもできることがあると思います。会社を自分とは別の存在として切り離してしまうのではなく、理解しよう、想像しようとしてみること。
昨年のライフスタンスエキスポでのワークショップで、中川政七商店が社内制度をつくった際になにを考えていたのかを社員に共有する機会がありました。そのときに、「そんなに考えてたんですね。もっと適当に決めたのかと思ってました」と言われたんです(笑)
経営者としては「ちゃんと考えてるよ〜!」と思いましたが、社員にはどれだけ考えたのかは伝わっていないのだなと。経営側がきちんと背景や意図を共有しつつ、個人も理解しようとする。それぞれが歩み寄れる余地はあると思います。
「わたし」から「わたしたち」へと自分ごとの範囲を広げる
──両者の歩み寄りはどのようにして行っていくことになるんでしょう。
佐々木:
例えば、ずっとリモートワークで働きたい人がいたとして、会社や経営者も同じように、従業員はずっとリモートワークすべきと考えるだろうか?と自らに問いかけてみるだけでも、少し思考の軸も変わってくるかもしれないですよね。自分の目線だけでなく、他者や会社の目線を自分にインストールしてみる。
中川:
判断基準の軸をいくつか持てるといいのかもしれないですね。個人の負荷だけを考慮すると、たしかにリモートワークがいいけれど、会社としてもそれが最優先になりそうか?と考えてみる。どの観点で判断するかで、考え方も変化すると思います。
──個人としてはついつい自分の課題を解決したり、ニーズを満たしたくなりますが、そこにとどまらず、もう少し広げて思考できれば、ということですね。
佐々木:
以前、「パーパス」に関する本(※)を執筆した際、人を「消費者」ではなく、「市民」として接すると、会社は顧客に対する見方や接し方が変わるということに触れました(※『パーパス 「意義化」する経済とその先』)。
このことを「はたらく」に当てはめて考えてみると、従来の「労働者」や「従業員」という捉え方を変えてみる、ということになるかもしれません。従業員という固定化されたイメージの存在ではなく、一人の人間であると捉える。
「市民」と表現するかはわかりませんが、自分のことだけでなく、身の回りのことに対しても気を配り、行動する個人なのだと認識するようになると、はたらくに関する捉え方も変わるかもしれません。
──昨年の振り返りのときにも出ていた、会社の中にいる人を「一人の人間」として見る、という話にもつながってきますね。
佐々木:
そうですね。その観点を踏まえて、個人から会社に歩み寄るために必要なことを考えてみると、「わたし」から「わたしたち」へと捉える範囲を広げることなのかもしれないなと考えています。
自分のニーズや課題が見つかったときに、自分以外にも同じようなニーズや課題を持っている人はいないか?を考えてみる。その上で、他の人にとってもいい制度とは何かを考え、提案する。そういう能動的な姿勢で会社の一員として行動ができると、現状を少しずつ変えていけるはず。
「わたし」だけでなく、「わたしたち」というレンズを持つ。「わたしたち」は、部署かもしれないし、個人事業主であれば家族かもしれません。その視点があれば、独りよがりになりすぎてしまうことなく、会社といい関係になるように歩み寄っていけるようになるのではないかなと思います。
──周囲の人たちにとっての課題や悩みの解消も考えてみると、少し捉える範囲が広がりますね。
中川:
昔は「滅私奉公」という言葉がありました。この言葉の次の表現を探さないといけないのだと思います。「滅私」ではなく「奉私奉公」のようなイメージ。では、奉公の「公」は何になるのか。一昔前にこの表現を用いる際の「公」は会社を意味していましたが、これを社会まで広げていく必要があるのだと思います。
──「奉私奉公」で、個人と会社が同じ方向を向いていけるようになるためには、「社会」を見据える必要がある。「わたし」「わたしたち」「会社」「社会」…。いくつかのレイヤーで「はたらく」を捉えることが大切ですね。
自分が希望と責任を持てる、ちょうどいいサイズの目的を選ぶ
中川:
ただ、対象を社会に広げることにも課題はあるんですよね。
──どういうことでしょう?
中川:
以前、自分も社会に対して前向きになれていない時期がありました。日本全体を自分ごととして捉えて、希望がないんじゃないかと感じてしまって。それで厭世的になってしまい、その空気が周囲にも伝播してしまっていました。自分の周りの人たちの様子を写し鏡のように見て、「このままではいけないな」と感じていました。
そんなときに、とある僧侶の方と話す機会がありました。その方いわく、「未来になにを残すのかが希望なのだ」と。その話を聞いて、自分は希望がないと感じて後ろ向きになっていたけれど、希望はあるかないかではなく、持つか持たないかという能動的なものなんだ、と考えが変化したんです。
合わせて、自分が取り組むことを定めた目的は、希望を持てる範囲に拡縮していいんだとも考えるようになりました。自分にとって日本全体というのは、自分が希望を持つには大きいけれど、日本の工芸には希望を持てる。そう考えるようになって、気持ちが明るくなりました。
──希望は能動的に持つものであり、社会として捉えるのは希望を持てる大きさの目的にするとよい、ということですね。
中川:
そうですね。こうした葛藤は、「ライフスタンス」を体現する「いい会社」を目指していると起こりやすいとも感じました。いい会社を実現するための考え方として、「長い時間軸で捉える」「自分たちを大きく捉える」といったことが必要だと、よく話しているんです。
ですが、長い時間軸で捉え、自分たちを大きく捉えると、自ずと目的のスケールも大きくなりやすい。そうなれば、自分が希望を持てるサイズを超えてしまうことも起こりやすくなります。これはトラップのようなもので、ライフスタンスを体現する、いい会社となっていくために、意識しておかなければならないことだと学びました。
佐々木:
会社に対して個人が希望を持てないというのも、淳さんが日本全体に対して希望が持てないとなったのと、同じような構造によって生じていることかもしれないですよね。
会社全体に対してだと希望が持てないのだとしたら、対象を絞り込んで自分がどの程度の大きさの目的なら能動的に希望を持って取り組めるのかを考えてみる。
迷っている、悩んでいる状況のときには、向き合う目的の大きさを見直してみることで前進できそうですが、ここの調整が可能なんだと思っていない人は多そうですよね。
中川:
人は内面も変わるし、状況も変わるので、その時々でその人にとっての適切な目的は変わっていくのだと思います。以前は、年齢とともに、広く捉えられるようになっていったほうがいいと考えていたのですが、その時々で調整していくのがいいんだなと。
佐々木:
従来、仕事において大きいことはイコール良いことだと言われてきました。必ずしもそうではないということに気づけると、小さいことに取り組んでいる自分や他者へのリスペクトが持てるようにもなりそうですよね。昨日できなかったことが、今日できるようになる。一見、些細なことに見えるようなことにも喜び、リスペクトできるといい。
自分の「領分」を定めて、会社や社会との重なりをつくる
中川:
ひょっとすると、自分の「領分」を定めるということなのかもしれない。普段、ビジョンを決める際に大事なのは、自分が背負えるギリギリの範囲がどこなのかを考えることだって話しているんです。これは、自分の領分を決めるということとも言えそう。
佐々木:
個人のライフスタンスを考えると、どうしても自分が軸になりますが、領分という捉え方であれば、先ほど話したように「わたし」よりは広げて「はたらく」を捉えることができそうですね。
中川:
自分そのものは変え難いものでも、領分は変えられる。会社の領分はビジョンで表現されているから、そのなかで、自分の領分を設定し、重ねりをつくれると会社と個人の歩み寄りができるのかもしれない。
たとえば、自分の場合は、中川政七商店の「日本の工芸を元気にする」という会社の領分と個人としての領分はほぼ同じです。スタッフみんなが同じようになる必要はなくて、社内で商品企画を担う人であれば、「いいものをつくる」というのを領分としてもいい。
自分のライフスタンスから設定した領分で会社の領分と重ねることができれば、個人により過ぎることなく、歩み寄っていくにはどうしたらいいのかという問題の解決につながりそうです。
佐々木:
個人のライフスタンスの全体性を考えてみると、会社以外にも様々な関係先があります。趣味のコミュニティや社外の同じ職種の人々とのネットワーク、なかにはエンジニアのオープンソースコミュニティのように社外活動を通じて社内での地位向上につながるような活動もある。それぞれの関係先に対しても、自分のライフスタンスを軸にして領分を設定できそうですね。
中川:
本来、人の「はたらく」とは、会社での領分、地域での領分、職業コミュニティでの領分など、複層的になっているのではないかと思います。それぞれの領分を考える際、ビジョンから考えようとするのは、非常に難しいこと。自分も、ビジョンを考えてみようとして、2ヶ月ほどの休暇を取りましたが、それでも考えるのは難しかった(笑)
ビジョンが明確でなかったとしても、一つひとつの場面で領分を設定するのはできるはず。それぞれの領分を設定していくことで、次第にビジョンの輪郭が見えてくるかもしれない。関わる先ごとに、領分を設定するのは現実的なアプローチと言えそうですね。
──より会社と個人の歩み寄りを進めるために、会社から働きかけて個人の領分と重なる部分をつくることはできるのでしょうか?
中川:
会社のビジョンが抽象度が高いものになってしまうと、何に責任を果たすのかがはっきりせず、一人ひとりの個人が自らの領分と重ねていくことができなくなってしまいます。抽象的になりすぎないように設定することは大切ですよね。
その上で、設定したビジョンを掲げるだけでなく、伝え続けること。中川政七商店でも、最初にビジョンを伝えたときはみんなポカンとしていたんです。ビジョンを自分ごとにできるまでには、時間がかかります。
自分ごとにしてもらうために、行動し、語り続ける努力を重ねました。数年ほどかけて、ようやくメンバーも腹落ちして、少しずつ自分ごと化していった感じがします。ビジョンが自分ごとになり、自分の領分と重なれば、それぞれが動き出していくと思います。
次は「贈る」からライフスタンスを考えてみたい
──昨年の振り返りでの「全体性」に加えて、今年の振り返りで登場した「領分」の考え方で、さらにライフスタンスに対する向き合い方が見えてきたように思います。来年のライフスタンスエキスポも楽しみですが、もうテーマは決まっているのでしょうか?
中川:
まだ確定ではありませんが、「贈る」がいいんじゃないかとチームで話しています。PARaDE 参画企業の木村屋總本店さんからいただいたアイデアは技術継承や事業承継などを意味する「つなぐ」というものでした。こちらもとてもいいテーマだと考えています。
これまでのエキスポでテーマとした「買う」や「はたらく」は、回数の差はありますが、選ぶタイミングが訪れるものでした。「つなぐ」というテーマは、人によっては機会が訪れない可能性もあります。このテーマになった場合、これまでよりも能動性が強い話が展開されるかもしれません。
佐々木:
贈るもつなぐも、他者が必ずいる行為ですよね。そういったテーマにおいて、自身のライフスタンスと、他者のライフスタンスとの折衷点を探っていくのも、面白くなりそうです。