2023年3月24日から「これからの時代のいい会社」を考え、実践するブランドの集合体であるPARaDEが企画する、「つくる。買う。選ぶ。の未来」をテーマとした「Lifestance EXPO」がスタート。開場前に、メディアパートナーのinquire.jpの編集部も現地入り。

Lifestance EXPOは、大きく3つのコンテンツに分かれる。買い物を楽しむことができるマーケット、ものづくりや消費をめぐる「問い」に向き合うトークセッション、そしてものづくりの過程を体験するワークショップだ。全体のタイムテーブルはこちらの図をチェックしてもらいたい。

3月24日は平日にもかかわらず、多くの来場者で賑わっていた。受付を通ると、まず目に入るのは、問いやテーマが書かれたパネルたち。「『つくる。買う。選ぶ。の未来』を考える。」上で、必要な言葉たちが並ぶ。

さらに中に進むと、マーケットが中庭に見えてくる。マーケットには、「なぜその商品をつくり、売るのか」という問いへの回答とともに、各ブランドの理念を体現する商品が並んでおり、来場者が買い物を楽しむ様子が見られた。

会場の近くでは、トークセッションが開催され、こちらも多くの参加者で賑わった。初日に開催されたのは、3つのトークセッション。仕事や「よい会社」選び、「利他」に対する考え方、これから目指すべき「いい会社」とは何か、といったテーマについてゲストによるクロストークが行われた。モデレーターやゲストも、自分たちが考えたい問いについて意見を交わしている様子が印象的。

トークセッションの後には、参加希望者とゲストが集まり、アフタートークとして対話の時間も設けられ、トークセッションをもとに生まれた問いを深める様子が見られた。気になる問いを受け取った参加者は、この時間が自身の「ライフスタンス」についてさらに考える機会になったのではないだろうか。

アフタートークでも参加者から多くの問いが集まった

また、会場内では「古本からつくる、紙漉きワークショップ」や「レコードビギナー向け・レコードディグ&試聴体験ワークショップ」といったワークショップが開催されるエリアも。陶芸家の河井寛次郎は、『手考足思』という言葉を残している。手を動かすからこそ考えられることもある。見て、聞くだけではなく、「『つくる。買う。選ぶ。の未来』を考える。」ための機会が用意されている。

買い物を楽しむことができるマーケット、ものづくりや消費をめぐる「問い」に向き合うトークセッション、そしてものづくりの過程を体験するワークショップ。いずれも、自身のライフスタンスを考えるためのきっかけが埋め込まれている。

会場内には、参加者が特に共感した企業に投票する企画もある。ぜひ、参加した人は、五感で「Lifestance EXPO」を楽しんだあと、自らも小さな行動を起こしてみてほしい。

「Lifestance EXPO」は、土日の2日間まで開催される。楽しみながら自らのライフスタンスを問い直すきっかけとして、ぜひ週末に足を運んでみてほしい。

イベントの開催に寄せて、PARaDEのお二人に「ライフスタンス」についての話を伺ったインタビューはこちら。この週末、「Lifestance EXPO」に参加する人はぜひチェックを。
https://inquire.jp/2023/03/15/lifestance-expo_interview/