Trelloとの連携や日本語対応など、『UNLEASH』でも何度か取り上げているチャットツール「Slack」。テーマごとにチャンネルをわけられたり、特定の人にのみ通知を送ることができたりと、カスタマイズ性の高い便利なツールだ。
一方で、時系列でメッセージが表示されるため、雑談や他のやりとりなどによって、後から確認しようと思っていたメッセージが流れてしまう側面もある。
そういった重要なメッセージを見逃さないように、Slackには「スレッド機能」が搭載されている。スレッド機能を上手く活用することで、数秒で自分が確認するべきメッセージを見返すことができるのだ。
Slackのスレッド機能とは
スレッド機能とは、ある特定のメッセージに対してスレッドを作成し、返信やフォローができる機能だ。
過去に多くのメッセージが飛び交い、自分たちの会話の内容を見失ってしまったり、前のやりとりを見返すのに時間を費やしていた方も多いのではないだろうか。
スレッド機能を活用すれば、他のやりとりに埋もれてしまった場合でも、メンバーとのやり取りや気になる投稿を数秒で見返すことができるようになる。
Slackスレッド機能の使い方
それでは、Slackのスレッド機能の使い方を紹介する。スレッド機能には、「返信機能」と「フォロー機能」がある。
まずは、「返信機能」の使い方についてだ。
返信したいメッセージにカーソルをあて、メッセージ右側に表示される「吹き出しマーク」をクリックする。
クリックすると、画面右側に表示される「Thread」に、メッセージボックスが現れる。あとは、メッセージボックス内に返信する内容を入力し、送信するだけだ。
一度携わったスレッド内で他のメンバーがメッセージを送れば、サイドバーにある「All Threads」が「New Threads」に変わる。ゆえに、更新されたやりとりを見逃さずに済むようになる。
次に、「フォロー機能」についてだ。スレッド内でメッセージを送っていない場合でも、「フォロー機能」を活用すればスレッドに参加できるようになる。
スレッドをフォローするには、まずフォローしたいメッセージにカーソルを合わせる。メッセージ右に表示される項目から「Show message actions」をクリックする。
表示された項目の中から、「Follow message」を選択することで、そのメッセージのスレッド内でやりとりが行われた際に「All Threads」が「New Threads」へ変わる。
なお、スレッドのフォローを解除したい場合は「Show message actions」から「unfollow message」を選択することでフォローを解除できる。
以上がスレッド機能の使い方だ。
スレッドの便利な機能
Slackのスレッド機能を利用する上で、他に知っておくと便利な機能をいくつか紹介する。
①ALL Threads(スレッド一覧)機能
サイドバーにある「ALL Threads」では、返信・フォローしているスレッドの過去の履歴が表示される。そのため、過去に自分がフォローしたスレッドを見返すことができる。
②チャンネル全体に返信
スレッド内でのやりとりの内容を全体に伝えることも可能だ。
スレッド枠内のメッセージボックスを選択すると、その下に「Also send to 〇〇(チャンネル名)」という項目が表示される。
ここのボックスにチェックマークを入力し、メッセージを送信すれば、チャンネル内にいる全員に通知することができる。
Slackは、使い方さえ理解すれば非常に便利なチャットツールだ。今回のスレッド機能も上手く活用すれば、メッセージの見逃しによる細かなミスを減らしていけるだろう。