自律型組織という概念が、一巡しつつある
自律型組織という概念が注目され語られている一方、他社の例を形だけ真似ても、組織の文化としては根づかない。理念だけが先行して現場が疲弊することもある。あるいは、「自律」という言葉そのものが、心地のよい理想として消費されていく。
そうした中で、改めて問い直したいのは、自律する組織とはそもそもどのような営みなのか、ということだ。誰のための、何のためのものなのか。答えのカタログから選び取るのではなく、自分の言葉で輪郭を引き直していくこと。今回は、その時間を持ちたいと思っている。
そして今、「AI」という、組織のあり方を揺さぶる新たな変数がある。生成AIやAIエージェントが判断や創造の領域にまで踏み込むようになってきた今、組織を構成する主体はもはや人間だけではなくなりつつある。「自律」という言葉が指し示す射程も、揺れ動いていると言える。
ゲストには、二つの異なる視座から

ゲストには2名を迎える。
自律分散型組織をめぐる国内外の議論と実践に長く関わり、多くの組織を観察し、新しい組織運営を目指す企業のサポートを手掛ける、株式会社令三社代表取締役の山田裕嗣さん。
そして、ツクルバの共同創業を経て、「意志を起点にキャリアと組織を再設計する」をテーマに株式会社ウィルネクスト代表取締役を務める他、Ba&Co株式会社の代表取締役会長も務める中村真広さん。
国内外の組織を横断的に観察してきた視座と、自らの手で組織を立ち上げ、降り、また立ち上げてきた視座。お二人の対話を起点に、参加者一人ひとりが自分の現場の問いを持ち寄り、ともに考える時間にしたいと思っている。
当日のプログラム
- 18:30 開場
- 19:00〜19:10 オープニング
- 19:10〜19:50 ゲストトーク
- 19:50〜20:00 休憩
- 20:00〜20:50 会場対話:問いを持ち寄り、ともに考える
- 20:50〜21:00 クロージング
- 21:00〜21:30 交流
会場対話のパートでは、参加者から問いや実践を持ち寄っていただき、ホストとともに対話を進める。現場で抱えているもやもや、聞いてみたいこと、別の角度からの仮説など、自由に持ち込んでほしい。
こんな人におすすめ
- 自社の組織のあり方を問い直したい経営者・経営幹部・組織開発担当者
- ティール組織やセルフマネジメントの概念と、自社の文脈への接続に課題を感じている実践者
- 会社という枠組みを超えて、地域やコミュニティで新しい経済のかたちを模索している方
- AIと並走する組織設計をこれから考えていく必要を感じている方
イベント詳細
- 日時:2026年6月25日(木)19:00〜21:30(開場 18:30)
- 会場:HOME WORK VILLAGE 209教室(東京都世田谷区池尻2丁目4−5)
- 参加費:2,000円
申し込みはこちら。
inquiring futuresとは
inquire.jpによる、サロン型イベントシリーズ。さまざまな領域の実践者を招き、まだかたちになっていない未来の兆しを、対話のなかから浮かび上がらせる場となっている。ビジネス、テクノロジー、カルチャー、地域——あらゆる領域で同時多発的に生まれている挑戦と問いに耳を傾け、領域を越えた対話を通じて、まだ言語化されていない可能性を探っていく。