
施設のコンセプトは「山で遊び、山で働き、山に学ぶ。」。校舎と校庭を「山庭(ヤマニワ)」と呼ぶ森のフィールドへと作り替え、地域資源を次世代へ受け継ぐ場として位置づける。施設内には、宿泊施設「yama-niwa INN」、ベーカリー「route bakery and coffee」、アウトドアショップ、貸し工房、山の展示室「やまには、展」が並ぶ。体育館部分にはカラマツやヒノキを活かした合板工場が併設され、株式会社ツミカサネが小規模ながら多品種・高付加価値な合板を製造する。
施設が位置するのは、文化庁の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された奈良井宿に隣接するエリア。各社は「森の資源を暮らしや産業へ活かす、新しい山との付き合い方」を実践していくとしている。
塩尻市と竹中工務店は2020年1月、「森林グランドサイクル®」を軸とした地域連携協定を締結し、森林資源の循環利用や地域経済の活性化で連携を進めてきた。すでに奈良井宿内では、休眠状態にあった酒蔵を再生したハイクラス宿泊施設「BYAKU Narai」が誕生している。yama-niwaは、この連携の流れを汲み、「木曽の山と都市をつなぐ森林ハブ拠点」として次の3機能を整備するという。
- 林業・木工関連産業の育成拠点
- 森林・林業教育の啓発・交流拠点
- 付加価値型地産合板の製造拠点
地域の森林資源を暮らしや産業へ循環させることで、新たな雇用を創出し、塩尻市の観光と林業をともに活性化させる。施設全体の管理・運営は、株式会社TARP AND COMPANYと株式会社やまとわが担う予定だ。