DVDの宅配サービスから、映画のストリーミング、そしてオリジナルコンテンツの制作へと注力してきたNetflix。2018年には、Netflixは1000本のコンテンツ制作を検討している。

日々Netflixからリリースされる作品の中から、UNLEASH編集部がキュレーションしたおすすめコンテンツを紹介する連載が今週からスタート。

今週は、アメリカが抱える様々な問題をシリアスに、あるいは面白おかしく切り取った作品が多数発表された。日本社会と重なる部分もあるので、アメリカの情勢に興味がないという人も一見の価値あり!

D・L・ヒューリーのあまのじゃく

コメディアン、D・L・ヒューリーがフィラデルフィアでアメリカの政治や社会が抱える問題、著名人のスキャンダルまで痛烈に風刺する本作。銃規制や#MeTooなど、アメリカの今を1時間でキャッチアップでき、アメリカンジョークまで学べるので、アメリカに興味がある、行ってみたい!なんて人にはぴったりの作品だ。

さらに、キラキラネームのように日本でも話題になるようなテーマも取り扱われているので、アメリカ社会と日本社会の共通点と違いを探すのも楽しいだろう。

彼女の権利、彼らの決断

望まない妊娠を前に、あなたは誰を救おうとするのか——。1973年、人工妊娠中絶を合法化したアメリカ。しかし、近年、各地で再び中絶の規制が高まってきている。アメリカの女性の4人に1人が中絶経験者だという現状を前に、社会が取るべき正しい判断とはなんなのか。中絶を起点に女性による社会運動の歴史やトランプ政権下のアメリカ社会の現在を振り返り、女性の権利を考えるドキュメンタリー。

世界の”今”をダイジェスト「音楽」

麻薬のような効果を持ち、病気を改善し、世界中の誰もが知っているもの。それが、音楽。人はどのように音楽を聴き、どうやって音楽を作るようになったのか。生物学、認知科学、脳科学を駆使し、音楽を拍や音程、オクターブ、ジャンルなど様々な要素に分解、約20分でサクッと解説。オープニングには、YouTubeで人気の小学生ドラマー、よよか氏の姿も!

今週のNetflixニュース

9月18日、エミー賞が発表された。Netflixオリジナルからは、『ザ・クラウン』、『ゴッドレス 神の消えた街』、『宇宙船カリスター号(ブラック・ミラー:第4シーズンより)』、『運命の7秒』、『ジ・アメリカンズ』の5作品が受賞!