金属業界の脱炭素化を推進するディープテックスタートアップ、SUN METALONがシリーズA 1stクローズで総額31億円を日米の投資家・金融機関より調達した。今回の資金調達により、同社の創業からの投融資による累計調達額は約45億円となる。
調達先は、新規投資家のJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、HITE Hedge Asset Management、住友商事グローバルメタルズに加え、既存投資家である東京大学エッジキャピタルパートナーズ、グロービス・キャピタル・パートナーズ、D4V、i-nest capital、Scrum Ventures、Berkeley SkyDeckを引受先とする約26億円の第三者割当増資を実施。合わせて、三井住友銀行から5億円を上限とする融資枠の設定を行った。
同社は、低コスト、低CO2、省スペースを特徴とする独自の金属加熱技術によって、金属の製造・リサイクルにおけるCO2排出量を大幅に削減し、より効率的な循環型サプライチェーンの実現を目指している。今回調達した資金は、主に加熱プロセスの顧客企業への導入と、自社工場における地域の金属資源を用いた金属製造の2つの取り組みに活用するという。