「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉領域の拡張を進める株式会社ヘラルボニーは、ESG重要型グローバルベンチャーキャピタルファンドのMPower Partners Fund L.P.をリード投資家とし、鎌倉投信株式会社と合わせて資金調達を実施した。

ヘラルボニーは、障害のある作家と対等なパートナーとなり、互いに持続可能な事業を推進するため、得られた収益からライセンス使用料を支払う仕組みを構築。事業成長に伴い、ライセンス使用料の年間支払額(作家報酬)は過去2年間で8.7倍にも増加した。

また、同社はアートデータを軸としたコラボレーションや商品開発、空間プロデュース等を通じて、企業のDE&I推進に伴走してきた。さらに、今年11月には多様性の視点を養う企業向け研修プログラム「DIVERSESSION PROGRAM」の提供を開始するなど、より多角的に企業のDE&I推進を支援するパートナーとしての活動を強化している。

ヘラルボニーは、海外への進出も視野に入れ活動を始めている。MPower Partners Fundの支援を受け、より本格的に海外事業を推進するための体制を強化する方針だ。