世界各国で利用可能な政策共創プラットフォームの構築を目指す株式会社PoliPoliは、2023年1月27日にグローバルヘルス領域のルールメイカーの育成プログラム「Reach Out Project」を始動した

地球規模の社会問題の解決には、「政策共創」=官だけに頼らず、多くの人が知恵を出し合い、集結して行う政策づくりが欠かせない。とりわけ、これらの課題に取り組む若い世代への支援や育成プログラムは急務だ。

しかし、日本では、これまで地球規模での政策課題へ取り組むルールメイカーの育成プログラム​​がほとんど存在しなかった。今回、PoliPoliは「Reach Out Project」を通じて、種々の社会問題の解決に取り組む若い世代を中心に支援にスタートを切った。

「Reach Out Project」では、グローバルに活躍するルールメイカーの育成を目的とするおよそ6ヶ月間のプログラムを提供する。第一回目は、グローバルヘルス領域のルールメイカーが対象となる。

初回のプログラムでは、グローバルヘルス領域における専門知識を有する団体らの協力を受け、主に以下の3点の支援に注力する。

  1. グローバル課題に取り組む若者団体の支援
    資金提供、専門知識や企業に関する情報提供など
  2. 活動内容や活動領域に関して若者を巻き込んだ広報活動の支援
    各種媒体、ステークホルダーを巻き込み、魅力的なクリエイティブを活用することで広報活動を支援
  3. 政策提言の実行支援
    議連設立や政治家との各種コミュニケーション、提言内容や提言書のブラッシュアップ等のサポート

活動のための基盤整備、領域における広報活動、実際に政策提言を実行する際の支援など、制作を作り上げていくために必要な領域での支援が用意されている。「Reach Out Project」は、2月からスタートしており、以下のスケジュールでの開催を予定している。

・2023年2月-3月:ビジョン・コンピテンシー作り​​
・2023年3月-4月:専門知識のインプット+リサーチ
・2023年5月-6月:実際のプロジェクト落とし込み


半年間の育成プログラムを経て、一体どのようなプロジェクトが生まれるのだろうか。大きな構想を描いている「Reach Out Project」はそれだけ難易度も高いが、取り組む意義のある活動だ。プログラムに参加した人々の続報に期待したい。