自分はどのような人間になりたいか。「To Be」を思い描き、それが体現できている人間になるために、行動を積み重ね、習慣化していく必要がある。マザーテレサの言葉ではないが、行動は習慣になっていく。なりたい姿を描くことと、そのための習慣をつくっていくことはセットだ。

今の社会において人々が描く「こうなりたい」のひとつに、ウェルビーイングな状態があるだろう。正解はなく、情報が溢れ、変化の速度が早い。こうした環境のなかで、自分のウェルビーイングをつくるためにどうしたらいいのか。多くの人は困っているはずだ。

株式会社NESTOが立ち上げたコミュニティプラットフォームは、そんな人々にとっての希望になるかもしれない。同社は、「みんなで暮らしのリズムを整える」をコンセプトに、空間を超えて暮らしのリズムを整えたい人と人とがつながるオンラインのウェルビーイング・プラットフォーム「Nesto(ネスト)」を立ち上げた。

Nestoは、ウェルビーイングのアイデアをもったホストたちが心や体を整えるコミュニティ「リズム」を企画し、運営していく。第一弾として、2021年2月3日から、公式サイト上でウェルビーイングの習慣化をサポートする、掃除巡礼や音瞑想など5つの紹介制コミュニティ「リズム」への参加者募集を開始している。

どのリズムも「ルーティン」「ダイアログ」「ギャザリング」という3つの内容で構成されている。毎週日曜日朝7時からの掃除や、平日に毎晩行われる瞑想などのように、定期的に行われるルーティンだけでなく、各リズム内での対話やリズムの垣根を超えたギャザリングの機会も設けているという。

Nestoは、拡張家族「Cift」を立ち上げた藤代健介氏、と、経験豊富な事業家である高橋理志氏、デザイン領域のプロフェッショナル横山詩歩氏によって経営されている。大きく社会が変化していくときは、新しいコンセプトが立ち上がってくる。Nestoがどのように社会に実装されていくのだろうか。