社会を変えるお金の流れをデザインする

『ファクトフルネス』は、データで見ると世界は良くなっていると主張した。とはいえ、社会にはまだまだ課題がある。こうした課題を解決していくためのアプローチが必要だ。

課題解決のアプローチには、大きく分けて3つあるとされる。政府がトップダウン的に課題を解決するヒエラルキーソリューション。民間企業がビジネスを通じて課題を解決するマーケットソリューション。市民や共同体が協力しあって解決するコミュニティ・ソリューションだ。

ヘンリー・ミンツバーグは、著書『私たちはどこまで資本主義に従うのか―――市場経済には「第3の柱」が必要である』の中で、コミュニティソリューションが弱いと指摘する。だから、彼は政府でも民間企業でもないNGO、社会運動、社会事業などから構成される「多元セクター」の盛り上がりが必要だと述べた。

政治も、市場も解決できない課題にアプローチするためには多元セクターを活性化する必要がある。だが、この領域にはそのための原資となる「お金」が集まりにくい。お金が流れる仕組みをつくることができれば、課題の解決は加速し、政府や民間企業に寄りすぎた社会のバランスを取り戻していくことにつながるのではないだろうか。

今回は、自身がNPO法人の代表でありながら、NPOの寄付プラットフォームの開発を行う株式会社SOLIOの代表取締役でもある今井紀明さんと、社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「GoodMorning」を運営する株式会社GoodMorning代表取締役社長の酒向萌実さんのお二人と、社会課題を解決するためのお金の流れをどう作っていけばいいのかを話したいと思う。

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ゲストプロフィール

今井紀明 イマイノリアキ
認定NPO法人D×P(ディーピー)理事長

1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと、日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後、友人らに支えられ復帰。偶然、通信制高校の先生から通信制高校の生徒が抱える課題を知る。親や先生から否定された経験を持つ生徒たちと自身のバッシングされた経験が重なり、大阪の専門商社勤務を経て、2012年にNPO法人D×Pを設立。「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望がもてる社会」を目指している。通信・定時制高校に通う生きづらさを抱えた若者に、「つながる場」と「いきるシゴト」を届ける若者支援コミュニティをオフラインとオンラインで作っている。NPOの未来を考えながら、資金調達や事業作りを実践的に学んでいくオンラインサロン「NPO未来ラボ」を運営。また、NPO支援の会社として株式会社SOLIOを2018年11月に設立し、様々な分野のNPO支援を展開している。

D×Pウェブサイト:https://www.dreampossibility.com/
Twitter(個人):https://twitter.com/NoriakiImai
TwitterD×P):https://twitter.com/npo_DxP

酒向萌実 サコウモミ
株式会社GoodMorning代表取締役社長

19942月生まれ、東京出身。ICU卒。20171月より株式会社CAMPFIREに参画。ソーシャルグッド特化型クラウドファンディング“GoodMorning”立ち上げメンバーとしてプロジェクトサポートに従事、担当した代表的な事例として、スタディクーポン、日本初の裁判費用クラウドファンディング、緊急災害支援など。事業責任者を経て、20194月に事業を分社化、株式会社GoodMorning代表に就任。一人ひとりが連帯し合える社会を目指し、クラウドファンディングを活用した社会課題の解決や認知拡大などに取り組む。

サービスサイト:社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「GoodMorning
Twitter(個人):https://twitter.com/SAKOMOMI
TwitterGoodMorning):https://twitter.com/GoodMorning_Inc

イベント概要

開催日程

2019年6月25日(火)19:30-21:30

開催場所

FabCafe MTRL(東京都渋谷区道玄坂1丁目22 道玄坂ピアビル2階

参加費

3000円(1ドリンク付)

定員

40名

チケット購入

URL:
https://unleash-event07.peatix.com/