チャットツールとして幅広い支持を得ている「Slack」。日本語版のリリースTrelloとの連携など、さまざまな機能を取り上げることで、その使い勝手の良さを紹介してきた。

そんなSlackだが、メッセージに絵文字が使えたり、自分好みの絵文字を追加できたりすることを読者の方々はご存知だろうか。

本稿では、絵文字の基本的な使い方からオリジナルの絵文字を作る方法までを紹介する。

Slack絵文字の基本的な使い方


Slackには、標準機能として絵文字機能が搭載されている。メッセージ欄の右側にあるスマイルマークをクリックすることで、絵文字一覧が見られる。絵文字は、顔マークや動物、乗り物など様々だ。

絵文字はメッセージと一緒に入力したり、LINEのスタンプのように絵文字単体で送ることができる。

また、誰かのメッセージに対するリアクションとしても用いられる。

リアクションしたいメッセージにカーソルを合わせると、右端に「Add reaction」という項目が表示される。

クリックすると絵文字一覧が表示されるので、相手へ送りたい絵文字を選択する。以上が、リアクション方法だ。

リアクションのスタンプにカーソルを合わせると、誰がメッセージにリアクションしたかがわかる。

オリジナル絵文字の導入方法

Slackでは、オリジナルの絵文字を導入することもできる。

まずSlack画面の左上にあるチーム名をクリックする。

開かれたメニューから「Customize Slack」を選択する。

すると、上記のような画面に遷移する。このページで、オリジナルの絵文字をSlackへ導入することができる。

「Choose a name」には、絵文字の名前を入力する。

この名前を設定し、Slack内で「:(ダブルコロン、)○○(スタンプの名前)」と入力すれば、フォルダを開かずして絵文字を送信することが可能になる。

「Choose an emoji」で、絵文字の素材をアップロードする。ここでアップロードする素材は、幅もしくは高さが128px以下、ファイルサイズは64KB以下でなければならない。もしサイズや容量が超えているのであれば、画像編集ソフトであらかじめ調整する必要がある。

ちなみに画像のサイズだが、幅と高さのピクセルを同じにすることを推奨する。同じピクセルにすることで、素材が途中で見切れることがなくなるからだ。

絵文字の名前を入力し、素材をアップロードしたら「Save New emoji」をクリックすれば、オリジナルの絵文字が追加される。なお、追加した絵文字の一覧は、画面下の「Custom Emoji」から見ることができる。

最初に作成しておくと便利な絵文字は「了解」や「ありがとう」、「対応中」といった一言テキストだ。このような一言テキストを絵文字化しておくことで、誰かのメンションに反応したい場合、絵文字を利用して気軽にリアクションをとれる。

ちなみに『UNLEASH』を運営するinquireでも、上にある画像のようなテキストを絵文字化している。

テキスト絵文字の作り方

テキスト絵文字は、簡単に作ることができる。

まず、無料絵文字生成ツール「絵文字ジェネレーター」を開く。

絵文字にしたい文言をテキスト枠へ入力し、フォントと色を選び、「生成する」をクリックする。

テキスト絵文字が生成されるので、ダウンロードすれば完了だ。ファイルも128pxの正方形型で出力されるため、サイズ等を調整する必要はない。

フォントや装飾にこだわりたいのであれば「フリーフォントで簡単ロゴ作成」もおすすめだ。

メッセージをやり取りする際に、絵文字やスタンプを使用した、文字を必要としない「非言語コミュニケーション」が当たり前になってきた。スタンプは一目見てわかる「わかりやすさ」とすぐに反応できる「手軽さ」がある。

Slackでも、よく使うメッセージを絵文字化して、コミュニケーションのさらなる活性化や効率化を目指してはいかがだろうか。