ビジネス向けチャットツール「Slack」を運営するSlack Technologiesは、ソフトバンクグループがサウジアラビア政府などと立ち上げた「ビジョン・ファンド」などから2億5000万ドル(約280億円)の出資を受けたと発表した

今回の出資にはビジョン・ファンド以外にもベンチャーキャピタル大手のアクセル・パートナーズなど複数の投資家が含まれており、Slackは今回の出資で企業評価額は51億ドルになったという。

Slackは現在、英語以外にフランス語やドイツ語、スペイン語を追加するなど、世界展開に力を入れている。近日中に日本語への対応も始めると発表している。今回の出資により、日本でのSlack普及に追い風が吹きそうだ。

ビジネス向けチャットツール「Slack」が日本語に対応、日本のポジションも募集中

ソフトバンクは、急速に世界展開を進めるコワーキングスペース「WeWork」にも出資を行っている。今回のSlackへの出資も合わせて考えると、ワークスタイルにおけるソフトバンクの影響力は高まりそうだ。

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単なSlackは企業の生産性を高める可能性を秘めている。海外ではSlackに特化したコンサルティングサービスも登場しており、この先日本にもSlackを中心としたビジネスが生まれるかもしれない。