ソフトバンクグループとWeWorkは、クリエイター、起業家、中小企業や大手多国籍企業などあらゆる規模の企業に対して、ワークスペース、コミュニティー、サービスを提供するプラットフォームを日本に導入するための合弁会社WeWork Japan(以下「WWJ」)を設立する。ソフトバンクグループとWeWorkは同合弁会社へ50%ずつ出資を行う。

WeWorkは、13万人以上ものメンバーを日本市場へつなぐことで同社のグローバル・コミュニティーを拡大していく狙い。ソフトバンクのリリースによれば、現在、Fortune 500の企業の10%以上がWeWorkのメンバーであり、WeWorkのメンバーシップの中の20%以上を占めるこの企業群は、WeWorkのメンバーシップの中で最も急速に成長しているという。

WeWorkの共同創業者・CEOのAdam Neumann氏は次のように述べている。

「WeWorkは、人々が生活のために働くのではなく、自らの人生を生きるために働けるような世界を創っていきたいと考えています。マサに会った時、テクノロジーが可能にする未来に対する彼のビジョンを良く理解できました。

そのビジョンとは、私たちは共にコミュニティーを成長させ、人の働き方と働く場を変えていくことで社会へ大きなインパクトを与えることができるというものです。われわれのコミュニティーに日本を迎え、より多くのクリエイターと企業が、これまで想像できなったような方法でコラボレーションやイノベーションを実現できるようにサポートしていきます」

WeWorkは2018年初めに、東京初となる拠点をオープンする予定だ。この拠点開設を統括し、日本における事業規模を拡大するためにWWJの最高経営責任者としてChris Hill氏が任命された。同氏は、彼は、2010年のWeWork創業直後に入社し、同社で初めての最高執行責任者に就任。

これまでの在任期間中に、地域社会および運営のグローバル責任者として、そして最近ではGlobal Chief Community Officerなど数多くの重要なエグゼクティブとしての役割を担ってきた人物だ。同氏が日本の担当となるということで、日本への力の入れ具合が伺える。

WeWorkは、7月21日に都内で共同創業者の来日イベントも開催する予定。このイベントには多くの人が詰めかけることになりそうだ。

WeWorkは日本でコワーキングスペースを10ヶ所以上展開予定?創業者の来日イベントは7月21日に開催! #WEWORKTOKYO