楽天株式会社が、広島県神石高原町と地域経済および社会の発展を目的とする、農業に関する連携協定を締結した。楽天と神石高原町は、今回の協定に基づき、楽天の展開する農業サービス「Rakuten Ragri(ラグリ)」 を活用し、新規就農者育成支援や農業承継支援などの施策を連携して推進する。

楽天は、今年の4月に、子会社である株式会社テレファームとともに「Ragri」を開始。現在、同サービスの一環として、新規就農希望者のスタートアップを支援するプロジェクト「Ragriリクルート」の提供や、後継者不在のまま引退を考える農家と新規就農者を引き合わせる承継支援プロジェクト「Ragriブリッジ」を展開している。

両者は以下の6項目において、今後連携を進めていく。

  • 新規就農者支援施策、インキュベーションファームの設置に関する事項
  • 農業承継支援施策、農家ブリッジプロジェクト実施に関する事項
  • 農作物加工事業における農業の6次化推進に関する事項
  • 農業者のIT活用支援に関する事項
  • 学校、児童施設と連携した食育に関する事項
  • その他、農業振興で町内の地域活性化に関する事項

楽天と神石高原町は担い手農家不足と農地活用の課題解決に共に取り組み、地域社会および地域経済の発展への貢献を目指す。