Googleが求人サービス「Google Hire」を静かにリリースしている。

Axiosによれば、「Google Hire」はATS(Applicant Tracking System)とも呼ばれる採用管理システムで、人事・採用担当者が、応募者の管理を効率的に行うためのサービスのようだ。

Google Hireのベースとなっているのは、VMwareの共同創業者ダイアン・グリーン氏によってつくられ、2015年にGoogleが買収したエンタープライズ向けアプリケーションを開発している「Bebop」だ。

Bebopのサイト上に掲載されている求人情報をクリックすると、「hire.withgoogle.com」のサイト上に求人情報が表示される。

このサービスは既に展開されており、CrunchBase Newsによれば、ワーナー・ブラザーズの子会社DramaFeverやスタートアップのMedisasやPoyntは既に求人情報を載せる先としてこのサービスを利用しているという。

以前、Googleは企業が自社のウェブサイトに求人検索機能を追加する際に利用可能な「Cloud Jobs」というAPIのローンチを発表している。

求人情報の掲載、求人情報の検索、採用管理などをGoogleがサポートするようになれば、また新たなビッグデータがGoogleのもとに舞い込むことになる。

最近では、Facebookが求人情報機能を米国とカナダでリリースしている。FacebookやGoogleのようなプレイヤーが求人、採用領域に乗り出したら環境は大きく変わりそうだ。

Facebookが求人情報機能を米国とカナダでリリース