竹でつくったトイレットペーパーの定期便サービス「BambooRoll」を提供するおかえり株式会社は、日本国内の放置竹林のある地域とのコラボレーションプロジェクト「&BambooRoll」を開始する。

第1弾のコラボ相手は、鎌倉近隣の放置竹林の伐採管理をおこなう団体「鎌倉竹部」。同コラボにより、トイレットペーパーをティッシュとしても使うためのティッシュケースを販売する。ティッシュケースは、オーダーが入ってから真竹を切り出し、鎌倉竹部が手編みでひとつひとつ作り上げるため今回は、限定30個の販売、発送まで2週間を予定しているという。

&BambooRollにおけるコラボレーションの形態は、共同での商品企画やOEMからマーケティング支援、竹の調達、販売代行などを想定しており、さまざまな産地の竹から新しく生まれ変わったプロダクトを揃えていく予定だという。

竹は成長が速く、放置された竹林が増殖し、樹木の林に親友した場合、竹が周囲の樹木を圧迫してしまう。竹の地下茎は浅く横に広がるため、大雨が降ると竹林ごと斜面から崩れてしまう可能性もある。土砂災害等にもつながりうる放置竹林の問題は度々指摘される。

こうした放置竹林をただ減らそうとするだけでなく、サステナブルな素材として活用していこうという&BambooRollのチャレンジは注目だ。