メンバー同士がピアコーチングを通じて相互に成長支援しあうためのクラウドサービス「PEER+」に新たに「ランキング機能」が追加された。同機能により、メンバーはシステム上で自身の行動や実績を確認できる。

「PEER+」は、メンバーが自身の目標を設定し、他のメンバーとのセッションを通じて相互にフィードバックやアドバイスを提供しあうことで、個人の成長を促進するためのツールとして、今年の5月にβ版をリリースした

「ランキング機能」では、「セッション実施」「目標の設定・達成」「アクションの設定・達成」の3項目を可視化する。これにより、立てた目標に対してのスモールステップをひとつひとつ達成していく成功体験を積み、自己効力感を高める。また、「タイムライン上での他者への関わり」の可視化により、他者貢献の度合いが見てわかるようになり、ピア効果を生み出す狙いだ。

組織の目標管理は、定量指標を設定して行われることが多い。これは貢献がわかりやすくなる一方で、数値化されない貢献を実感しにくくなるという面もある。リモートワークの浸透により、自己効力感を育む機会をつくる難易度は向上している。

「PEER+」の新しい機能により、メンバーの成長や貢献を可視化でき、相互に自己効力感を育むことができるようになれば、組織の状態がポジティブに転換していくことも期待できそうだ。