Bioworks株式会社と株式会社ヤマップは、共同で植物由来の新素材「PlaX(プラックス)」を使ったアウトドア向けカットソーを開発した。商品はヤマップが運営するオンラインストア「YAMAP STORE」にて販売を開始する。

Bioworksが開発する「PlaX」は、サトウキビを原料とするポリ乳酸にBioworksが独自に開発する植物由来の添加剤を加え、品質と機能をアップデートさせた新しい合成繊維。製品に使用するテキスタイルは、アウトドア向けウェアとして快適に過ごせるよう、肌に触れる内側は「PlaX」とキュプラ、表面がウールという3つの天然由来の素材が組み合わさった2重構造になっているという。

アウトドアで体にかいた汗は、植物由来の2つの合成繊維「PlaX」とキュプラを掛け合わせた裏面によって吸水され、表面のウールに移動し水蒸気として拡散することで、汗冷えを防ぐ。「PlaX」は部屋干しのニオイの原因であるモラクセラ菌に対して、ウールは人の汗などのアンモニアに対して高い消臭効果を発揮し、優れた抗菌・防臭機能を兼ね備えている。

Bioworks株式会社と株式会社ヤマップによるおよそ一年半に及ぶ開発期間を経て、機能性と環境配慮を兼ね備えたこのアウトドアウェアが誕生したという。