株式会社KOUが開発する「emochan」は、今月はじめに人事面談の質のばらつきを解消する1on1支援ツールとしてリニューアルした。企業に「emochan」を利用してもらうことで、マネジャーによって属人的になりがちな面談内容や進行を3つの機能でサポートし、質の高い1on1運用を実現するという。

emochanは今年の2月にサービス提供を開始。企業に向けて導入の働きかけを進めるなかで、「組織内の対話は大事だと考えているが、現状では対話する習慣がなく、その機会をうまく生み出せていない」という課題が見えてきていた。一方で、コロナ禍をきっかけとした働き方の変化に伴い、1on1を導入する企業が増えてきていたものの、うまく運用できていないという別の側面も見えてきたという。

まずは1on1を対話の機会として活用し、個々の関係性の改善から組織活性へとつなげていくために、emochanをリニューアルすることとなった。今後は、emochanは契約企業の利用データによる1on1のプリセットテーマの最適化や、1on1の実施状況に基づく社内のソーシャルグラフの可視化などのデジタルツールの改良にとどまらず、1on1に関するトレーニングメニューの提供も行っていく予定だ。