本プロジェクトでは、「産むことの社会的イメージ」「存在するさまざまな選択肢」を問い直し、一人ひとりの「産む」にまつわる物語の向き直しを目指す。不妊治療・養子縁組の当事者や専門家へのヒアリングを通して、これからの「産む」について考え直す作品へつなげる。

現在、プロジェクトは作品の制作フェーズにあり、アーティスト・クリエーターとともにテーマについて深く向き合い、考えてくれる協力者を募集している。

条件は以下の通り。詳しい募集要項はこちらを参照してほしい。

  • 9月〜11月に開催する全4回相当のワークショップに参加できる
  • 将来子どもを持ちたいと考えている方
  • 将来子どもをもちたいと考えているカップル・パートナー関係のペア

『公共とデザイン』は、本プロジェクトの課題意識として「『子供を産むこと』『子供を育てること』について自分なりの価値観を形成できる環境が整っていないこと」を挙げている

不妊治療や特別養子縁組などもふくむ、子供を「産むこと」や「育てること」について知る、対話する機会は決して多くはない。どうすれば一人ひとりがさまざまな可能性を閉ざすことなく、子供を産むこと、育てることについて向き合うことができるのか。本プロジェクトから生まれる作品が思考の手がかりとなってくれるはずだ。