事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライトは、M&A仲介事業を行う株式会社ストライクと資本業務提携契約を締結した。提携により、ストライクの持つ全国各地の拠点および連携金融機関、税理士法人、公認会計士事務所などのネットワークを通じて、事業承継を希望する中小事業者がrelayへスムーズに掲載できる体制を構築するという。

relayは、事業や会社を譲り渡したい中小事業者と事業を譲り受けたい継業希望者をweb上でマッチングさせるサービス。2020年7月にβ版をローンチし、それ以外約1年半の間に60件以上の公募案件を掲載しており、すでに成約数は二桁に達している。

relayでは、後継者を探す「売り手」の存在もオープンになっており、どのような思いで事業を営んできたのかが綴られている。元来、NGとされてきた売り手のオープン化に取り組んでいるのは、relayが地域に必要とされている小規模事業者が財務的な面だけで評価され、望まない廃業をしていく現状を変えるべきと考えからだ。

中小事業者は、地域の風景の一部。その企業たちが後継者が見つからないがゆえに継続できない状態が続いていくと、地域の暮らしの光景も変わっていく。地方を活性化していこうと考えるのであれば、事業承継の課題をどう解くかは非常に重要だ。その課題に取り組むrelayの挑戦を応援したい。