バオバブは、AI開発に取り組む大企業や研究組織からデータ作成業務を受託し、障害や育児・介護など働き方に制約のある人々へ細やかなトレーニング・支援をしながら作業委託することで、新しい雇用機会を生み出している。働き方に制約を持つ人々のより高い自己有用感と生活水準を実現する機会を創ると同時に、重要性が増すAI用学習データの品質においても各企業や研究機関より高い評価を受けている企業だ。

バオバブは、2021年3月に一般財団法人KIBOWが運営する「KIBOW社会投資ファンド2号」から出資と支援を受けている。今回のマカイラの株主参画を機に、KIBOWとマカイラが協働でバオバブを支援する体制を構築していく。特に、バオバブの活動の価値をより広く世の中へ発信していくパブリックアフェアース活動を促進するという。具体的に促進していくのは、以下のようなものだ。

  • バオバブの実現している社会インパクトの可視化とマネジメント(Impact Measurement & Management)の実施
  • バオバブが実践する、事業性・社会性を両立する経営スタイルについて、社会や公共セクターからの理解・支持を得ることを目指すアウトリーチの推進

両社が掲げる項目は、社会的事業と営もうとする企業にとって欠かせない。KIBOWとマカイラは、今後も両社が共に社会起業家の成長に向けたよりよい支援を実現していくことを目指していくという。