おかえりは、2021年1月より「BambooRoll」の提供を開始。数ある竹の中でも製紙に向いた繊維を取り出しやすいとされる「慈竹」を使って、製造販売を行ってきた。現在、日本国内には「慈竹」はなく、日本に生息する竹での製紙は容易ではないとされていたという。

だが、同社にはサービス開始当初から日本国内の竹での生産を目指すという構想があった。現時点で日本国内の竹での生産の目処がたったわけではないものの、長野県産の竹パルプの試作を完了し、抄紙における品質の調整に着手しているそうだ。

「日本の竹でバンブーロールをつくろう」プロジェクトを推進するにあたり、日本全国の竹の産地にて竹の利活用を検討している事業者、自治体で同プロジェクトに興味のある人を募っている。今後、プロジェクトの進捗は、バンブーロールの公式サイトにて進捗レポートを掲載していく予定だという。

環境のために日常でできること。竹でつくったトイレットペーパーの定期便サービス 「BambooRoll」