社会には課題が山積している。功罪はあれど、テクノロジーはこうした課題の解決に寄与するものとして、いまだ期待を集めている。Googleはスタートアップを支援することで、テクノロジーを通じて社会をより良くしていこうとしている。今回、発表されたスタートアップを対象としたオンラインアクセラレータープログラム「Google for Startups Accelerator Class 3」も、その一環だ。

Googleによるアクセラレータープログラム「Google for Startups Accelerator」では、これまでも日本の経済や社会に貢献するさまざまなスタートアップへの支援を行ってきた。過去には、子どもを対象としたバイリンガル講師によるお迎えサービス「Selan」や、慢性疾患のある人々がアプリを通じて治療を受けられるように支援する「mDoc」などが採択されてきた。

今回のプログラムで社会課題として挙げられているのは下記の通り。いずれも、社会をよりよい状態に変えていくためには向き合っていかなければならない課題たちだ。

  • 高齢化社会と労働力の減少
  • エネルギー、環境、持続可能性
  • 地方(農村など)活性化
  • 医学、健康、ウェルネス
  • 教育
  • 多様性、インクルージョン、社会的平等

今回のプログラムで対象となるのは、非営利ではなく、ビジネスとして社会的課題に取り組むスタートアップだ。「すでに商品またはサービスを市場に投入し、市場的価値が見込まれ、スケールする将来性がある」「経営チームは英語でのコミュニケーションが可能である」などが求めるチームの条件に挙げられており、ハードルは高いかもしれないが、テクノロジーで社会課題の解決に挑戦しようとしているスタートアップはチェックしてみてはどうだろう。

形態 : オンライン
募集開始 : 2020 年 9 月 15 日(火)
募集締め切り : 2020 年 10 月 30 日(金)18 時
参加企業の発表 : 2020 年 12 月上旬頃を予定
プログラム実施期間 : 2021 年 1 月 下旬〜2021 年 4 月末(予定)