スタートアップの初期フェーズの成長を支援する「WeWork Labs」が、食料に関する新しいプログラム「WeWork Food Labs」を開始する。WeWork Food Labsの拠点は、2019年後半にニューヨークにオープン予定。

「WeWork Food Labs」では、食料問題に取り組む起業家に、専門的なスペースやコミュニティを提供する。起業家に加えて、業界のエキスパートや投資家などを交えたコミュニティを形成し、食を未来に向けてつなげていくための支援を行う。「WeWork Food Labs」には、2つのコースが用意されている。

  • Food Labs Membership
  • Food Labs Accelerator

Food Labs Membershipでは、サプライチェーンマネジメント、農業テクノロジー、AI、流通ソフトウェア、ロボットなどを含む、食に関するエコシステムを横断して支援する。メンバーシップに参加するには、月額300ドルが必要になる。

Food Labs Acceleratorでは、食や農業のスタートアップに100万ドル以上の投資を実施する。食における最重要課題に焦点を当て、ソリューションを進めていくことを目指すという。

WeWork Labsの代表であるRoee Adler氏によれば、「今の世代が食とサステナビリティにどうアプローチするかは、将来の世代に大きな影響をもらたす」と、「WeWork Food Labs」を立ち上げた背景を語っている。

食の問題に対する関心度は年々高まっている。起業やスタートアップを通じてこの問題にアプローチするプレイヤーの増加や、それを支援するコミュニティの登場に期待したい。