ピアボーナスサービス「Unipos」を提供するUnipos株式会社は、従業員同士が感謝の言葉とともにやりとりするピアボーナスの総額を、SDGs達成を目指す機関・団体へ寄付できる「SDGsプラン」の提供を日本・欧州で開始した。
同社は、2017年より日本、2019年より欧州でUniposを提供を開始した。欧州展開の過程で、従業員一人ひとりのESG・SDGsへの意識を高めるために、金銭的なインセンティブではなく、ピアボーナスを自社が支援したいNGO・NPO団体などに寄付できるプランを提供。その結果、仕事への誇りが芽生え、働きがいがより高まったという。
この経験から日本においても、今後より一層企業経営にとって重要視されるSDGs対応へのニーズに応えつつ、更なる組織力の強化を支援するため、2020年2月より「SDGsプラン」の提供を開始するに至った。
SDGsプランでは、従業員同士が互いの日々の貢献に対して感謝の言葉とともに送り合うポイントを、同社が選定、協力をしたNGO・NPO団体などへと寄付する。寄付するにとどまらず、各団体にどれだけ貢献できたかが分かるレポートを働く一人ひとりが受け取るというサイクルを回すという。これにより、働きがいの向上と持続可能な社会の実現に同時にアプローチし、サステナブル経営を加速させる狙いだ。
寄付先の選定の煩雑さや、日々の仕事とソーシャルセクターとの関わりの遠さは課題だが、Uniposのアプローチはこうした現状に一石を投じるものになりそうだ。