社会に問いを投げかけ、想像力の射程を広げる

近年、現実がフィクションを追い越してしまったと感じるような出来事も増えてきました。テクノロジーの発達による影響か、グローバリゼーションの影響か、はたまた複雑化した社会の影響かはわかりません。ですが、こうした変化によって私たちの想像力の射程はどんどん短くなっており、未来を構想する力が弱くなっているように感じます。

例えば、2100年にはどのような社会で人々が暮らしているのでしょうか。かつては想像されたであろう向かうべき未来の姿を、現代の私たちは想像し難くなってしまっています。私たちが目指す未来はどのようなものなのか、どんな問題に向き合わなければならないのか。私たちには、想像力をはたらかせ、問いを投げかける力が必要です。

今回は、ビジュアルストーリーテリングのプロフェッショナルであるEXIT FILMの田村祥宏さんをゲストにお招きして、シナリオメイキングのワークショップを開催することになりました。スペキュラティブデザインとも言えるような映画のシナリオを考えるプロセスを通じて、想像力を刺激し、社会に問いを投げかける力を磨くきっかけをつくれたらと思います。

ファシリテータープロフィール

田村祥宏 タムラヤスヒロ
株式会社イグジットフィルム 代表取締役 / フィルムディレクター / クリエイティブ・ファシリテーター

映画的な演出や、個人としての作家性を大切にしながら、ドキュメンタリーの現場で培った技術により、映像制作の全ての行程をワンストップで行う。また映像やWEB、音楽や写真など、様々なクリエイティブコンテンツの持つ価値を、企業や社会の課題解決に上手く組み込むファシリテーションを行っている。国内外のアワード受賞多数。 2015年制作の地方創生をテーマとして取り扱った”KUROKAWA WONDERLAND”や、2016年制作の認知症の啓蒙と理解をテーマとした”RUN TOMORROW”、障害者スポーツをテーマとした”Wheelchair Dance”では、それぞれの課題の当事者の方々、そして様々なクリエイターたちが手を取り合って作品を制作し、多数の国内外のアワードを獲得している。近年は埼玉県秩父郡横瀬町で半年間に渡り行ったクリエイティブ教育プロジェクトや、虐めを題材にした”Bullying and Behavior”がメディア等に取り上げられている。直近では移民/難民問題に国連組織や企業と協働して取り組んでいる。

ウェブサイト:http://exitfilm.jp/

イベント概要

開催日程

2019年7月8日(月)19:30-21:30

開催場所

FabCafe MTRL(東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピアビル2階

チケット代

一般チケット枠:3000円
レポート執筆枠:無料(※レポート執筆枠でお申し込みの方は、ワークショップ参加後、感想のレポートをご自身のブログ等で執筆いただきます。)

定員

一般チケット:17名
レポート執筆枠:3名

チケット購入

URL:
https://unleash-event08.peatix.com/