株式会社新生銀行と認定特定非営利活動法人育て上げネットは、共同で高校生などを対象とした金銭基礎教育プログラム「MoneyConnection®」を提供している。2018年1月24日(水)には、広島県立熊野高等学校にてプログラムを実するという。同プログラムが広島県で実施されるのは今回が初めて。

「MoneyConnection®」は、若年層のニート化予防を目指して、主に高校生を対象に働くこととお金、将来について考えるきっかけの提供を目的に、ワークショップ形式で実施する金銭基礎教育プログラムだ。

これまで教育課程で仕事やお金の話はそこまで重視されてこなかった。だが、いざ社会にでれば仕事やお金に関するリテラシーや決断が求められる場面が急増する。社会に出てから知識をインプットするのではなく、教育の段階でも考えるきっかけは必要だ。

北米の高校では、ファイナンスを必修の科目とするところも少なくない。

「MoneyConnection®」は、新生銀行のグループ会社と育て上げネットが共同開発し、新生銀行の社会貢献活動の一環として育て上げネットを支援することで、これまでに全国のべ860校の高等学校で実施、約113,000人の生徒にプログラムを提供してきた。最近では、大学のキャリア支援教育の一環などとしての実施も増えてきているという。

早期から仕事やお金について考えるきっかけを提供することは、将来の生きやすさにもつながっていくはずだ。これは大人にとっても同様だ。最近では、家計簿サービス「マネーフォワード」を提供するマネーフォワードが、新宿にお金の体質改善を支援する店舗「mirai talk」を開設した。様々な場面でお金のリテラシーを向上するための動きが起き始めている。

アプリやサービス等も活用しながら、お金に関するリテラシーを上げていけるといい。