ホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」を運営する東京急行電鉄株式会社は、東急線沿線を中心とする新たなシェアリングエコノミー型事業モデルの確立に向けて、アジア最大級地域密着型のオンライン買物代行コンシェルジュサービスを展開するシンガポール発のベンチャー企業、honestbee株式会社との包括業務提携契約を締結した

 「東急ベル」は、東急線沿線を対象として2012年6月にスタートしたホーム・コンビニエンスサービス。専門スタッフが顧客の自宅へ行き、オンラインスーパーやハウスクリーニング、家事代行など「家ナカ」を便利で快適にするサービスを提供している。

東急電鉄と提携した、買い物代行コンシェルジュサービス「honestbee」は、ユーザーがWebやアプリ上から注文すると、スタッフが買物代行し、注文から最短1時間以内に自宅やオフィスまで届けるサービス。

今回の提携では、東急線沿線におけるシェアリングエコノミー型の配送モデル確立に向け「honestbee」のサービスの浸透・拡大施策を展開するほか、東急ベル配送サービスの一部委託を検討するという。

今後は登録者も募り、コンシェルジュスタッフを育成することで、人手不足の解消に繋げる狙い。2時間という短時間から働けるシステムは、育児や介護など時間制限のある人々にとって、隙間時間を利用した働き方を可能にし、地域社会に新たな雇用機会を創出すると見られている。

最近、東急不動産がインキュベーション施設の開設を発表したばかり。東急のスタートアップとの連携は今後も進みそうだ。

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