ホームセキュリティ・デバイスや関連するクラウドサービスを開発するSecual(セキュアル)が8月29日に住宅設備大手のLIXILと資本業務提携したと発表。資本提携における、調達金額は総額1億円。今回の業務提携を通じて、IoTを活用した住宅向けの次世代製品を共同開発する。

Secualは昨年度の「LIXIL アクセラレーター・プログラム」でアライアンス賞を受賞。以降、住宅製品における IoT 技術の活用について LIXIL と検討を進めてきたという。今回の提携を受けて、共同開発の第一弾として、「次世代の窓」をコンセプトとした一般住宅向け窓および周辺製品の企画・開発に着手している。

窓の開発で知られるYKKAP株式会社は、今年の4月にコンセプトモデルの未来窓「M.W(ムー)」を発表。同コンセプトでは、窓がディスプレイになり、その日の天気、花粉の飛ぶ量、紫外線の強さ、テレビなどを映すことができ、外の暗さに応じてブラインドやカーテンの映像を映すことも可能な窓が描かれている。

SecualとLIXILがどのようなコンセプトで「次世代の窓」を提案するのか、今から楽しみだ。