スタートアップ特化でバックオフィス支援を行っているKepple会計事務所が、関連会社の株式会社ケップルより、スタートアップと投資家向けプラットフォーム「FUND BOARD(ファンドボード)」のβ版をリリースした。
スタートアップは資金調達を繰り返しながら、成長していく。そうすると、株主も増えていくわけだが、次第に各株主との資料のやり取りやコミュニケーションに、多くの時間を費やすことになる。投資サイドの投資家も、投資先の管理業務のために膨大な工数が発生していた。
今回、ケップルがリリースする「FUND BOARD」は、スタートアップにおける課題である株主管理や投資先管理を効率化し、スタートアップと投資家がより付加価値の高い業務に集中できる時間を確保することを目指したサービスだ。
スタートアップは、資本政策をオンラインで簡単に作成することができ、株主名簿と新株予約権(ストックオプション)原簿が自動作成される。資本政策や定例資料は、全株主にオンラインで簡単に共有することが可能だ。
投資家は、オンラインで投資先企業を一元管理でき、いつでもどこでも投資先の最新情報にアクセスできる。投資先資料の提出状況を確認することができる機能も含まれている。
「FUND BOARD」は、ベータ版の運営を行った後、サービスの正式リリースを予定している。