株式会社リクルートホールディングスの新規事業開発室が、患者が店頭以外でも気軽に服薬や健康維持に関する疑問・悩みを薬局に相談できるサービス「すこやくトーク」を開発した。すこやくトークは、リクルートの新規事業開発プログラム「Recruit Ventures(リクルートベンチャーズ)」を通じて提案されたもの。
すこやくトークは、薬局と患者との服薬や健康に関するコミュニケーションをオンラインでサポートする。薬局外で、パソコンやスマートフォン、タブレットを通じて、患者の相談、薬局からの新しい副作用情報や季節・時期に合わせた健康管理情報の提供等をチャット形式で行うことができる。
他の医療機関や薬局で受け取った薬や、市販薬、健康食品、サプリメントなども写真で手軽に登録でき、薬剤師が服薬状況をまとめて閲覧することで、より適切なアドバイスが可能だ。今後、本格導入に向けて実証実験を経てさらにサービスの機能を強化していく予定だ。システム利用料は1店舗あたり、月5000円となっている。
2016年10月24日、リクルートは長野県塩尻市と、地方創生をテーマとした業務連携協力の協定を締結。すこやくトークはこの包括連携協定によって、事業開発において塩尻市が協力している。すでに一部のエリアで実証実験を行っており、8月をめどに本格導入を開始する予定だ。