ドローンのソフトウェア開発企業の株式会社CLUEが、2017年5月10日に西アフリカのガーナ政府機関Ghana Highways Authority(以下GHA)と協力協定を締結したことを発表した。同社によれば、ガーナの政府機関がドローン関連企業と協定を締結するのは初めて。

今回の締結によりCLUEは、GHAが管理している約14,000kmの道路をドローンを使って点検作業を行う。ドローンで上空から道路を数キロメートル単位で撮影し、画像を道路全体が把握できる1枚の2次元データ、3次元データに変換する。この作業を行うことで、従来の道路点検作業と比べて作業時間を約10分の1以下に短縮することが可能だという。

今回、CLUEはドローンと独自に開発したクラウドシステムによりワンストップでサービスを提供。クラウド上で道路の画像データを蓄積することにより、道路の舗装状況の経年劣化を把握し、画像解析技術を用いることにより自動で欠損箇所を特定する。今後は道路点検で得た知見を、アフリカ各国や日本でのドローンビジネスに活用していく方針だ。