株式会社古舘プロジェクトが2016年9月にリリースしたファッションプロジェクト「MAKE MY BRANDプロジェクト」が、北参道に展開するコワーキングスペース「andMade(アンドメイド)」がオープンする。

「andMade」という名前には専門知識がないと難しいとされていた服づくり工程の一部を様々なデジタル機器を使うことによって従来型の服作りとは違う新たな服の作り方や表現を目指す意味が込められているという。ロゴデザインを担当したのは、デザイナーの野老 朝雄氏。

「andMade」では、世界のアパレル生産を支える工業用ミシンのトップメーカーであるJUKI株式会社のサポートを受け、工業用ミシン、職業用ミシン、ロックミシン、キルトミシン、シリンダーベッドミシンなど、アパレルメーカーが使用するものと同等のミシンをいつでも利用することが可能だ。

加えて、デジタルファブリケーションの設備も数多く用意されている。株式会社ミマキエンジニアリングのデータからオリジナルのデザインを印刷することができるテキスタイルプリンタ、トロテック・レーザー・ジャパン株式会社の布以外の素材加工も可能なレーザーカッター、ローランド株式会社の革小物やアクセサリーなどの副資材制作が可能となるUVプリンタや最新のカッティングマシンなど、服飾をより身近にしてくれる設備が充実している。

オープニングイベントには、古舘プロジェクトに所属するタレントであり、デザイナーでもある篠原ともえさんも登場してデモンストレーションを行っていた。

デジタルファブリケーションによって多くの人がモノづくりに触れることが可能になった。トライしやすい環境が生まれることで、これまで服を作りたいと思っていた人がどう変化してくのか楽しみだ。