秋田の四季を現地で暮らす人々のありのままの姿と共に伝える映像シリーズ「True North, Akita.」の最後の1本が公開された。

最後の舞台となったのは秋の鹿角。青森県・岩手県・秋田県三県の県境に位置する地域だ。今回の映像では商店街を訪れる人々の様子、商いを営む人々の様子が映し出されている。

これまでの映像と変わらず、「True North, Akita.」には何気ない暮らしの愛おしさが映る。

だが、「True North, Akita.」の舞台となった秋田は変化の真っ只中。人口減少率が全国一であり、4月21日には戦後初めて100万人を割り込んだことが明らかとなった

「True North, Akita.」で描かれてきた人々の生活風景が、子どもたちの世代にも変わらず残っていくのかどうか。秋田に関わらず、何もしないままで原風景が残っていくことは難しいだろう。

「True North, Akita.」のような映像表現が人々の心に届き、何か行動を始めるきっかけとなることが望まれる。