メルカリの人事制度「merci box(メルシーボックス)」に、認可保育園と認可外保育園の保育料差額を負担する「認可外保育園補助」制度が2017年5月1日より新たに追加される。
「merci box(メルシーボックス)」は、メルカリのメンバーが働く環境を充実させていくため、2016年2月に導入された人事制度。「産休・育休中の給与の100%保障」をはじめ、妊活の支援、病児保育費の支援、社員の死亡保険加入などの制度が整えられている。
新たに追加された認可外保育園補助では、社員の子どもが認可保育園に入れず認可外保育園に入園する場合、差額分の保育料を会社が全額負担する制度。メルカリの社員が多く居住する都市部では認可保育園の入園倍率が非常に高く、待機児童が問題化している。
そのため、産休・育休を経て職場復帰を検討する社員にとっても、保育料を考慮しながら子どもの預け先を探す「保活」が心理的・経済的な負担となっていたという。今回導入された制度により、認可保育園に入れなかった場合や年度の途中に認可外保育園に預けた場合でも、希望する社員は早期職場復帰することが可能になる。
メルカリでは「merci box(メルシーボックス)」を導入して以降、育児休業取得率が95%(男性:92.1% 女性100%)に達するなど、多くのメンバーが育児と両立しながら仕事を続けているという。