オリックス株式会社、オリックスのグループ会社である弥生株式会社が、会計ビッグデータを活用した新たな金融サービス「オンラインレンディング」の事業立ち上げを決定した。
オリックスが持つ与信ノウハウ、弥生が持つ会計ビッグデータ、協業先であるd.a.t.株式会社のAI技術を活用した新たな与信モデルを開発し、インターネットを通じて小規模事業者向けの融資を行う。
事業立ち上げにあたり、弥生は本事業の運営会社、ALT株式会社を2017年2月に設立。あわせて、株式会社千葉銀行、株式会社福岡銀行、株式会社山口フィナンシャルグループ、株式会社横浜銀行と業務提携契約を締結し、金融機関における与信モデルの活用も視野に入れている。
マネーフォワードは今年に入って資金調達サービス「MFクラウドファイナンス」の提供を開始。同資金調達サービスにおいてユーザーは請求書の発行データを連携させる必要がある。弥生はクラウド請求書サービスを開発する株式会社Misocaの全株式取得しており、「オンラインレンディング」の事業にMisocaのデータは活用されそうだ。
2017年10月を目処に弥生製品・サービスを利用している約150万社のうち、オンライン・サービスを契約している約60万社のユーザーを対象に試験的融資を開始する。