マネーフォワードは、2016年6月20日に「MFクラウド地方創生プロジェクト」を始動した。
「MFクラウド地方創生プロジェクト」は、少子高齢化の進行に伴う労働力不足や地域経済の縮小などの課題を抱える地域において、生産性の向上や創業支援を目的に自治体や商工会議所と連携してクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」を中小企業に導入促進するプロジェクトだ。
2017年4月7日にマネーフォワードは「MFクラウド地方創生プロジェクト」において鎌倉商工会議所と提携。鎌倉商工会議所は、市内の会員企業向けに経営支援をサービスし、創業支援も行っている。経営支援業務における質の向上、創業間もない企業でも利用しやすい『MFクラウドシリーズ』の導入促進によるバックアップ体制の強化を目的に両者の提携に至った。
また、今回の発表に合わせて、経済産業省が推進する「IT導入補助金」において、マネーフォワードが「IT導入支援事業者」に認定され、クラウド型会計ソフト『MFクラウド会計』やクラウド型給与計算ソフト『MFクラウド給与』を新規に導入する企業は、サービス導入費の3分の2を補助金として受け取ることが可能となった。
人口の減少が進むと考えられる日本の地方において、生産性を向上させることは必要不可欠だ。生産性を向上するためのクラウドツールが地方の企業にリーチしているとはいい難い。こうした提携や仕組みが生まれることで地方の生産性が向上することに期待したい。