Facebookが提供する「Messenger」に新たにグループ送金機能が追加された。米国時間4月11日からAndroid端末とデスクトップPCで、グループ間での金銭の受け渡しがMessenger上で可能になった。提供されているのは、現時点では米国のみ。

「Facebook Messenger」では数年前から個人間の送金機能が提供されている。今回の開発によって、グループでの送金が可能になった。

Facebookはブログで、食事代金の割り勘やグループでプレゼントをする場合のカンパ、といった利用事例を出しながら同機能の説明をしている。

割り勘のための仕組みは日本国内でもAnyPayの「Paymo(ペイモ)」などが提供されている。北米ではPayPal傘下で個人間送金の仕組みを提供している「Venmo」 が成長しており、David Carnoy氏によればVenmoはソーシャルネットワークとしての要素をもちつつあるようだ。

Facebook自身は、最近北米で個人的な資金集めを可能にする機能の提供を開始している。この先、個人間がつながるソーシャルネットワークと個人間決済サービスの境目は曖昧になっていくのかもしれない。