東急不動産株式会社が分譲マンションとシニア住宅の複合開発を行う「世田谷中町プロジェクト」において、地域にも開かれた多世代交流拠点「コミュニティプラザ」を2017年4月に開業した

世田谷中町プロジェクトでは、子育て期から高齢期に至るまで多世代の人々が交流し気持ちよく暮らしていくための住環境を創造するために、東急不動産の分譲マンションブランド「BRANZ」による70年の転定期借地権付き分譲マンションと、東急不動産のシニア住宅「グランクレール」を一つの街に開発。

両居住者だけではなく、地域にも開かれた多世代交流拠点として、新しくオープンした「コミュニティプラザ」を併設している。

世田谷中町プロジェクトは、コミュニティサロン「ホームクレール世田谷中町」やカルチャールーム、認可保育所「ポピンズナーサリースクール世田谷中町」の設置、東京都市大学との産学連携などの取り組みで多世代交流の実現を目指している。

多世代交流を目指しながらも、地域包括ケアの拠点として看護小規模多機能型居宅介護事業所「ナースケア・リビング世田谷中町」と定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所「ホームケア世田谷中町」を開業することで、地域の人々の介護にも携わっていく。

「ホームクレール世田谷中町」の内部の空間設計や意匠・家具デザインは、東京都市大学の学生と東急不動産が共同で検討を行った。

同大学都市生活学部の川口英俊研究室と坂倉杏介研究室、人間科学部 山藤仁研究室の学生が、地域住民へのインタビューや多世代交流サロンの事例調査を実施。

2017年3月までに、居心地の良さ、あらゆる方にとっての利用しやすさ、コミュニケーションの生まれやすさを目指した空間づくりを行ったという。