株式会社リクルートマーケティングパートナーズが提供する保育園と保護者をつなぐコミュニケーションサービス「kidsly(キッズリー)」は、園内の職場環境改善のためのコンディション診断サービスである、「保育者ケア」 を4月3日より提供開始した

「kidsly(キッズリー)」は、保育園と保護者をつなぐコミュニケーションサービス。「登降園管理」機能や、子どもの様子がわかる「連絡帳」や「フォト」機能、非「個別連絡」機能などが用意されている。2017年3月には自治体としては全国で初めて、東広島市と協働し、平成29年度4⽉から東広島市立保育所4か所にサービス提供及び実証実験を開始することなどが発表されている

リクルートマーケティングパートナーズがkidsly利用の15園の園長を中心にしたコミュニケーションに関するヒアリングを行う中で、現場の園長からは仕事上の接点の少なさや気軽にコミュニケーションがとりにくい環境であることを要因として、保育士や職場の実態がわからないという声が多くあったという。

現場の声から生み出された「保育者ケア」 は、保育士・職場のコンディションを可視化し、面談と組み合わせることで離職防止&職場活性化をサポートしていく。

診断は「結果指標」とその背景として考えられる9つの「要因指標」から成り立ち、診断レポートを活用した面談では、保育者のコンディション6タイプの状態とアドバイスを整理した「面談の手引き」や日々の業務を振り返る「振り返りシート」を元に、園と保育者が相互理解を深めることができるそうだ。

株式会社リクルートマーケティングパートナーズの森脇 潤一氏は、「保育者ケア」について以下のようにコメントしている。

「大規模な実証実験を行い保育士・職場のコンディションを可視化し、面談と組み合わせることで離職防止&職場活性化に繋がることが明らかになりました。保育士や園の責任が増していく中、キッズリーを通して安定的に働きやすい環境をサポートいたします。」

ユーザーの声を見ていると、アプリ自体はUIやユーザー体験の改良の余地はありそうだが、保育園の課題解決に向けて「kidsly」の進化に期待したい。