高齢社会が進む中、高齢者向けに必要な情報・サービス等は多数提供されている。一方、当事者以外の層をターゲットにした情報発信は行われてこなかった。

現在、30,40代の成人が高齢者となる2055年頃には75歳以上の高齢人口が25%を越え、豊かな老後を設計するためには、事前から彼らが認知症や介護などのイシューを自分ごととして捉え、考えることが重要になってきている。

こうした背景から株式会社博報堂は、2017年2月からポジティブな老いを研究、提案する活動「QORC(Quality Of Rōgo Challenge:コルク」」を開始した。「QORC」は、博報堂の専門組織・博報堂ソーシャルデザインと博報堂イノベーションデザインの30,40代の女性プランナー、クリエイターたちによる活動。

該当する世代の一員として、自身の老後の変化の可能性を受け入れた上で、老後生活のクオリティを上げるために必要なこと、あったらよい商品・サービスを生活者を巻き込みながら検討。よりポジティブに老いるためのコツやヒントを考え、発信し、実行していくという。