移住を検討する人々がぶつかるハードルの1つに、家探しがある。魅力的な地域を見つけたとしても、住む家が見つからないことがある。

アートインレジデンス、パーマカルチャー、シュタイナー教育、地域通貨など、様々な実践を重ねて注目を集めている神奈川県北西部に位置する旧藤野町では、新たな取り組みがスタートした。

相模原市緑区地域既存住宅リフォーム・改築推進協議会は、移住者の家探しを支援する移住フィッティングポータルサイト「里まっち」をオープン。

同サイトでは、藤野での暮らしや家さがし&家づくりのフロー、物件情報が紹介されている。プロジェクトメンバーのページには、金融機関や建築士、工務店、不動産業者など、移住にあたって必要になることの相談ができそうな先が掲載されている。

「里まっち」による移住サポートは、移住希望者と不動産業者などをマッチングするにとどまる。不動産取引にかかわる業務や問合せに対する回答は、不動産業者などが行う。

「里まっち」には、家さがし・家づくりの最新情報を地元から発信しながら、移住希望者と藤野をマッチングしていく狙いもある。YouTubeには、すでに藤野に移住している人々の声もアップされている。

地域への移住を検討している人にとって、こうした情報発信は有益だ。移住を検討しているという人は、「里まっち」のサイトを眺めてみてはいかがだろうか。