3月20日からドイツ・ハノーバーで世界最大級のテクノロジーエキスポ「CeBIT」が開催されている。2017年、日本は初めてCeBITのパートナーカントリーに選ばれ、大規模なジャパン・パビリオンを展開。開催に先立つ3月19日夜(現地時間)のオープニングセレモニーにて、日本のテクノロジーに対する考え方を伝えるショーアクトが行われた。
「CeBIT 2017 Opening Ceremony Japan Show Act」のために、MIKIKO、菅野薫、真鍋大度と石橋素率いるRhizomatiks Researchのメンバーを中心に、国内外の若い才能が結集。「テクノロジーと人の関係」をテーマにクリエーションを行った。
コンテンポラリーダンサーとしても知られる森山未來とダンスカンパニーELEVENPLAYのNON, 篠原沙弥, 脇坂江梨沙, 安川香が舞台に出演。流れる音楽は、小山田圭吾、カールステン・ニコライ、evala、SEIHOと国際的に活躍するアーティストたちによって作成された。
今回のショーアクトの実現に向けて、セイコーエプソン(プロジェクター)、ファナック(ロボットアーム)、コニカミノルタ(フレキシブル有機EL)、NTTドコモ(生体データ通信テクノロジー)など日本企業による技術協力が行われている。
CeBITの開催に合わせ、日本とドイツはIoT技術や人工知能(AI)などの先端技術において、日独で国際標準規格の策定や研究開発することを柱とした「ハノーバー宣言」を採択している。