株式会社NTTドコモと横浜市が共同で、チャットボットを利用した「イーオのごみ分別案内」の実証実験を2017年3月6日から開始した

「イーオのごみ分別案内」は、横浜市のごみと資源の分別方法や粗大ごみの処理手数料等に関する利用者の質問とその回答を、チャット形式で確認できるサービス。

同サービスには、ドコモの新規事業部「39works」から生まれた対話AIを簡単に作成可能なWebベースのプラットフォーム「Repl-AI(レプルエーアイ)」が利用されている。

これまで、ごみの分別について調べる際は、横浜市資源循環局ホームページ上にある、ごみと資源の分別方法を検索できるシステム「MIctionary(ミクショナリー)」の大量の情報の中から、利用者の入力する検索ワードに部分一致する全ての情報を提示していた。ユーザーが入力する検索ワードによっては、多くの検索結果から利用者が回答を探す必要があった。

「イーオのごみ分別案内」は、「Repl-AI(レプルエーアイ)」を活用することで、これまでより効率的に必要な情報を得ることが可能になる。対話形式での案内に変えることでシステム利用に不慣れな方にも分かりやすい検索の方法を提供でき、オペレーションの省力化が期待されている。

今後、ドコモは横浜市と協力してサービスの実用化に向けた検証をするとともに、各自治体が抱える社会的課題の解決に取り組んでいく方針。