各大学では、学内の移動手段として学生が自転車を購入する。購入された自転車は、卒業後にそのまま放置され、各大学では毎年数百台~数千台のペースで放置自転車が発生しているという。

こうした課題の解決を目指すリレーションズ株式会社は、運営している自転車シェアサービス「COGOO(コグー)」 をリニューアル。横浜国立大学・千葉大学・一橋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の全国6大学で2017年3月より運用を開始した。

COGOOはスマホで気軽に利用できる自転車シェアサービスだ。COGOOが導入されている大学の学生・教職員は、iOS・Androidアプリをダウンロードして会員登録すれば、すぐに利用可能。

キャンパス内にあらかじめ設置されたCOGOOの駐輪場から借り、返却する。利用には、導入大学での大学メールアドレスが必要となり、学生・教職員以外の人間がアプリをインストールしても利用できない仕様となっている。

COGOOは、独自に開発されたスマートキーを自転車にリング錠の感覚で取り付け、電源不要の「ステーションタグ」を用意するだけで自転車1台から導入することができる。

必要なデバイスを購入すれば自転車シェアが可能になり、工事や大型システムが不要なため導入コストを抑えることができるようになっている。