相乗りマッチングサービス「notteco(ノッテコ)」を運営する株式会社nottecoが、北海道天塩町にて日本初の地方都市専用長距離ライドシェアの実証実験を2017年3月12日(日)より開始。2017年夏頃を目処に本格始動していく。

北海道北部に位置する天塩町では、生活圏である稚内まで約70km離れており、自家用車を利用する場合は約1時間。現状直通の公共交通手段がないため、バス・電車を乗り継いで2時間以上要しているという。

自家用車がない町民は買い物や通院の際に不便となっており、改善を望む声が上がっていたそうだ。今回の実証実験は、公共の交通機関不足が課題となっている天塩町と稚内市をつなぐ新しい移動手段を構築することを兼ねている。

2017年1月にnottecoと天塩町で提携が締結してから、天塩町民に向けたサービス説明会とテスト施行を実施してきた。2月初旬に実施した町民向け説明会には、町民70人余が参加。

今回の実証実験からは、説明会でヒアリングした町民からの意見を受けて、新たに天塩町ライドシェア専用ぺージの開設や電話窓口を開設。スマートフォンやタブレットPCを持っていない同乗希望の町民でもサービスを利用できるよう、サポート及び代行業務等の対応もしていく方針だ。

天塩町ライドシェアサービス専用ページは、3月12日からオープン予定。