株式会社博報堂のブランディングの専門ユニット「博報堂ブランドデザイン」とイノベーションコンサルティングの専門組織「博報堂イノベーションデザイン」、デジタル体験デザインのタスクフォース「HUX(HAKUHODO UX & Service Design)」が、手を動かしながら考えるUXデザインツール「UX Kokeshi」の提供を開始した

UX Kokeshiのウェブサイトより引用

「UX Kokeshi」は、チーム全員で手を動かしながら考えるUXデザインツール。名前の通り、「こけし」形状のオブジェクトを使い、オブジェクトを動かしながら、カスタマージャーニーマップを構築する。

オブジェクトには24種類あるユーザーの感情をわかりやすく表現したシールを貼り付けることができるようになっている。「UX Kokeshi」は、ワークショップ形式で用いられることを念頭に開発されており、プランナー、デザイナー、エンジニアなど、プロジェクトチームメンバーが全員参加して体験デザインを手軽に行うためのツールだ。

ユーザー体験やUXデザインといった言葉は、人によって理解や認識に違いが生まれている。「UX Kokeshi」で細かなユーザー体験を設計することは難しそうだが、わかりやすいオブジェクトを用いることで、チームの共通認識を作り出すことに価値はありそうだ。