「シェアリングエコノミー」をテーマに、複数の事業を展開している株式会社ガイアックスが運営する「Nagatacho GRID(以下、GRID)」が永田町にオープンし、オープニングイベントが開催された。

GRIDは、コワーキングスペース、イベントスペース、カフェ、屋上、キッズルームに加えて、ジェンダーフリーの洗面室や礼拝室まで用意された施設だ。永田町に登場したビルには、一見カルチャーが異なっていそうな様々な人達が吸い込まれていった。

それもそのはず、GRIDには、ガイアックスのオフィスに加えて、一般社団法人シェアリングエコノミー協会の事務局や中目黒、表参道、福井にてすでに展開しているコワーキングスペース「みどり荘」が入居し、「notteco」「TABICA」「軒先」などシェアリング系サービスを提供するチームも複数入居している。

オープニングの日、それぞれ独自のコミュニティを持っていたプレイヤーたちが集い、このビルの中で新たな交流が生まれそうな雰囲気が醸し出されていた。

地下1階、6階、屋上にそれぞれイベントやパーティで利用可能なスペースが設けられていて、人をつないでいくためのスペースには困らなさそうだ。ガイアックスは、「人と人をつなげる」をミッションとして掲げており、それを体現したような空間となっていた。

1階には、モーションギャラリーにてクラウドファンディングに挑戦していた都会で忙しく働く人に家庭料理を届けるカフェ「tiny peace kitchen」も入居している。

今後、この空間で様々なイベントが催されることになっていく。そのとき、きっと足を運びやすいのは永田町に勤務する人たちだ。シェアリングエコノミーを広めていく上で、永田町にいる人たちの理解は欠かせない。

永田町に現れたGRIDが盛り上がっていくことが、シェアリングエコノミーの盛り上がりにつながっていく可能性は大きい。